F1情報通

ポルシェが2026年にレッドブルと「対等なパートナー」としてF1に参入することは、数カ月前から周知の事実となっている。しかし今回、プロジェクトは基本的に終了しており、公式のプレスリリースは形式的な行為に過ぎないということを、初めて公式に証明することができた

モロッコなどでは今週、ポルシェAGとレッドブルGmbHが共同で提出した『ポルシェがレッドブルF1プログラムの株式の50％を取得することを定めた申請書』が承認されたとの公式情報が発表された

ポルシェとレッドブルの共同プロジェクトは、EU圏外の約20カ国を含む独禁法当局に提出する必要があった。例えばモロッコの法律では、このような申請は承認後に公表する義務があると規定されている

原則的には、ポルシェとレッドブルにとってこれは問題ではなかったはずだ。なにしろ、3週間前のオーストリアGPで共同プロジェクトが正式に伝えられたはずなのだから。本プロジェクトについては8月4日に発表される予定

姉妹チームのアルファタウリもおそらくポルシェのエンジンでスタートすることになるだろう。レッドブル・レーシングとアルファタウリのシナジー効果を考えると、それ以外は非論理的だが、100％レッドブルGmbHの手に委ねられる

アウディについては、ポルシェほどにはプロジェクトが進んでいない。Motorsport-Total.com』によると、インゴルシュタットに拠点を置く同社は、ザウバーのオーナーであるフィン・ラウジングと、チーム株式の75％を取得するための交渉を続けているという